GPI-CGPプロジェクト:「グローバル・ヘルス&グローバル・エイジングと移民問題」
GPIは2010年度、国際交流基金日米センター・CGP(Center for Global Partnership) の助成を受け、「グローバル・ヘルス&グローバル・エイジングと移民問題」のプロジェクトを発足することになりました。
本プロジェクトは、2007年創設以来、イベントやセミナーおよび出版物を中心に有志で活動を進めてきたGPIにとって初助成プロジェクトとなります。本プロジェクトは、問題の切り口から拘り、領域横断的な政策研究をチームで行い、それを踏まえた提言を多くの人に浸透させる、こうした本来のシンクタンクとしての役割・機能を、従来型の組織体制ではなく、それぞれの所属組織に関わる研究者・実務家を組織間を越えてバーチャルでネットワーク型で繋いだ新しい試みであるGPIネットワークを駆使しながら、実施するものです。
今後研究活動を進めながら、ワークショップ等の機会を通して、多くの方々との対話を通して実施していまいります。本プロジェクト概要は以下のとおりです。
概要
グローバル化と人口高齢化の深化に伴い、様々な課題が政策領域間で複雑に重なり合っている。中でも、国内問題と国際問題の双方に跨ぐグローバル政策において、この新たな複雑性を克服しながら問題解決型の国家政策を実施することが急務である。一方、成熟した良好な日米関係は、軍事・安全保障同盟や二国 間問題を扱う伝統的な枠組みを超えて、地域・グローバル課題のためのグローバル・パートナーシップへの進化の如何が問われている。こうした中、グローバル・ヘルスおよびグローバル・エイジングは、日米が独自に、また、パートナーシップによる取り組みが期待される最優先課題の一角に位置づけられる。
従来、グローバル・ヘルスが対象とする公衆衛生、グローバル・エイジングが対象とする高齢者問題などは、それぞれの国内政策の枠組みの中で捉えられてきた。 しかし、これらの政策課題において国内問題と国際問題を跨ぐ課題であることを重視するか否かによって、問題解決へのアプローチは大きく異なると考えられる。
日本でも、近年の高齢化によるアジアからの看護師の受け入れ問題、金融危機による外国人労働者の生活支援の問題など、移民・外国人労働者の問題は顕著に見られるようになった。一方、高齢化、人口移動、移民問題、公衆衛生・ヘルス問題はそれぞれ非常に複雑に重なり合う政策課題にも関わらず、現行の政策では個別に捉えられ る傾向にある。本プロジェクトでは、こうした問題を包括的に捉え、グローバルエイジングおよびグローバルヘルス双方が深く関わる移民の問題に焦点をあて、移民や外国人労働者をより良く受け入れ ながら、世界的な高齢化の問題とグローバルヘルス問題を問題解決に向けられるような政策をデザインし、地域コミュニティを形成するための総合的な政策課題を日米比較の視点から研究し、政策提言を行うことを目指す。
研究体制(括弧内は外部所属先)
- 研究者
- 清水美香(米国・東西センター)
- 上岡直子(米国NGO)
- 清田英己(米国NGO)
- Michael D. McDonald (Global Health Initiative Inc.)
- Robyn Stone (Institute for the Future of Aging Services)(米協力団体)
- Charles W. Gould (Volunteers of America)
- 江原裕美 (帝京大学)他
- 研究顧問
- 上野真城子(関西学院大学)
その他、多くの方々の協力を得て実施予定。
本プロジェクトに関するお問い合わせは、info@gpi-japan.netまで。
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