GPI Brief(2009年10月第11号・特別版)

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フォーラム・レポート

GPI 2009 東京フォーラム報告

グローバル化、少子高齢化の深化から昨今の金融・経済危機まで「パーフェクト・ストーム」が吹き荒れる中、混迷する政治と硬直化した官僚機構に任せきりでは、適切な国の舵取りは期待できない。この危機的な状況を脱し、激変する国内外の現実に迅速かつ戦略的に対応しながら新しい経済社会を創るためには、市民社会の重要な一員である「民」をより直接的に政策形成に参画させる新しいシステムが必要である。すなわち、前例主義や対症療法ではなく、徹底した政策研究からアイデアを創出する供給者(政策産業)と、これを生かせる賢い需要者がおり、適材適所で資金や人材が投入され、政策の知を創出する社会システム、いうならば「政策市場」を日本で構築することである。本フォーラムでは、日本におけるこの政策市場構築の過去の取り組みと現状、市場が成立し機能するための条件と課題を再検証し、今後の突破口を開くために具体的に何ができるのかを議論した。

「仕組み」研究ノート

米大統領選に見たニュースを測りジャーナリズムを評価する試み

奥村 信幸(立命館大学 准教授)

今までニュースの質について、一般市民とメディアの間で十分な対話は成立してこなかった。その理由はひとえに、ニュースを評価し、民主主義のエンジンとして機能しているかどうかを見極める「客観的な基準」が存在しなかったことにある。ワシントンDCのProject for Excellence in Journalismは、毎日全てのセクター発のニュース平均約200本をコード化し集計することで「一般の人にもわかるニュースのデータ」を公表するなど、ジャーナリズムの質をより良くするための議論の変革を目指している。

「グローバル化と公共政策」研究ノート

日本における社会起業家の課題と展望

吉田 健太郎(GPIフェロー・敬和学園大学専任講師)

近年、「ソーシャル・エンタープライズ(社会的企業)」が、ビジネス手法を通じて社会の課題を解決する新しいビジネス組織形態として脚光を浴びつつある。欧米の大学では、早くから積極的に社会的企業研究および教育に取り組み、実社会で活躍する多くの社会起業家を既に生み出している。しかし、日本における社会的企業には課題が多く、支援策も現状では十分とはいえない。本稿は、社会起業家の役割と意義について概観し、今後、わが国において社会起業に対し必要な支援について検討する。

2009-10-01 - posted by nowebnolife

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