GPI Brief(2008年7月第5号)

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「仕組み」研究ノート

「グローバル・エイジング」に対応する枠組み作り

中嶋 圭介(GPI共同ディレクター・CSIS戦略国際問題研究所研究員)

グローバル化が深化するなか、高齢化は一国の問題にとどまらない。経済や社会などの前提が覆されるのは、なにも国内に限定されない。国際間にも及ぶのである。こうした国境を越えて影響を及ぼすようになった高齢化に地域・グローバルな協調による対策が必要との認識が高まるなかでグローバル・エイジングという言葉が生まれてきた。本稿では、エイジング対策で先行する欧米の事例を紹介しながら、日本のエイジング対策に向けた枠組み作りとして国家戦略会議の創設を提案する。

「グローバル化と公共政策」研究ノート

EUの行き詰まりから見るグローバル化対応への政策教訓

加瀬 みき(アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員)

グローバル化が進む中、欧州連合(EU)は政策形成の効率化を図り、その大きさにふさわしい影響力を発揮することを目指している。しかし国民からかけ離れたところでの政策形成の繰り返しや政策形成者に対するEU国民の不信感が、通商政策以外の分野でのEUの深化に歯止めをかけている。本稿は、最新の動きを含めたEUのこれまでの動きを精査し、グローバル化への対応への政策上の教訓を明らかにする。

「政策研究」ノート

日本の政策形成におけるエネルギー戦略の座標軸

伊藤 庄一(財団法人環日本海経済研究所(ERINA)調査研究部研究主任)

本稿では、エネルギー価格が急騰する今日、改めてエネルギー安全保障という概念を再考し、日本が選択すべきエネルギー戦略を北東アジア地域協力に向けた一試案を含めて描く。エネルギー安全保障は、国益の名において関連政策が正当化されることが多く、国際社会では資源争奪戦を煽ることに直結する傾向が強い。しかし、その含意は多様であり、資源小国である日本はかなり安定したエネルギー需給システムを有し、資源争奪戦に敢えて参加する必要はない。エネルギー需要の急増する中国と巨大なエネルギー供給潜在力を持つロシアを含む北東アジアにおいて、日本はゼロサム競争ではなく、プラスサム効果を生むイニシアティブを発揮するべきである。

エッセー

グローバル化に取り残された日本

梶田 武彦(共同通信ワシントン支局記者)

2008-07-01 - posted by nowebnolife

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